リュウキンカの郷雨庭 あさぎり町( 熊本県)( 2025 年) /(公財)地方経済総合研究所

上:リュウキンカの郷雨庭のデザイン(作画:滝澤恭平)、下左:支流に見立てた雨樋からの「遺水」、下右:本流と見立てた雨庭窪地部
球磨川の流域治水への貢献を目指して、地元の食資源を活かした交流拠点「リュウキンカの郷」にて枯山水庭園を雨庭へ再生しました。枯山水の池底に貼られていたモルタルを撤去し、地元産のコンポスト・牛糞堆肥を加えて植物を活かす土壌と表層に整え、植栽の成長による浸透能向上と石組み景観の鑑賞性向上の両立を狙いました。球磨川の流れを模した石組み枯山水を継承し、建築雨樋からの雨水を、球磨川の「支流」に見立てた「遣水」で庭を巡らせゆっくりと「本流」としての雨庭窪地へ導水。窪地での貯留と、雨庭底面からの浸透に加え、竪穴による鉛直方向への浸透を促進しています。
雨庭と周辺には四季を彩る自然風の植栽を導入しました。熊本県造園建設業協会の協力のもと、市民・事業者との協働で施工を行い、地元小学校の環境教育素材や地元農家民泊への普及等への動きが広がっています。
