非常勤講師を務める東京科学大学都市設計演習「呑川流域の分散型治水ランドスケープデザイン」の水システムリサーチ

非常勤講師をさせていただいている東工大(東京科学大)での都市建築ランドスケープ設計演習。昨年に続き呑川流域を対象にした分散型治水の計画デザインがテーマ。地表面に降った雨水の流れ、下水道に入った雨水の流れ、さらに河川に下水から越流する水の流れについてそれぞれ流量のハイドログラフをつくり、統合的に都市の雨水の流れを追うというちょっと複雑なリサーチですが、さすが東工大生たちでうまくこなしてくれました。個人的に思ったのは都市の下水道の排水がいかに河川に依存しているかということ。下水道で流せなくなったらすぐ河川に出すというシステムでずっといままでやりくりしていたということが、見えてきました。これから水の流れを抑えた上で、デザインフェイズに入っていくので楽しみです。