八王子市富士森公園における「雨庭(レインガーデン)植栽ワークショップ」を実施

株式会社ハビタは、八王子市の富士森公園において、2025年3月に設置したレインガーデンを活用し、雨庭に適した植栽の選定と植え付け、メンテナンス方法を市民ガーデナー(グリーンパートナー)が実践的に学ぶワークショップを開催しました。

冒頭では、市の治水事業やグリーンインフラ、雨庭の技術に関するレクチャーを実施。その後、実際のレインガーデンへ移動し、家庭でも取り入れやすいレインガーデン整備作業を行いました。

土づくりにおいては、地面に細長い穴を開け、そこへ枝でわら、くん炭、落ち葉を詰めることで、土の水はけが向上させる手法を採用。農薬に頼らず、シンプルながら効果的なこの方法は、参加者が実践しやすいものとなっています。

その後は、各エリアの日当たりを踏まえながら宿根草や球根を植え、長期的な季節ごとの変化が楽しめる景観をつくり出しました。

これらの実践を通して、参加者がグリーンインフラへの理解を深め、身近な場所でもレインガーデンの作成・維持できるようになることを促進しました。作業後行った意見交換では、「自宅の土が固くなった場所に雨水が溜まるようになっているので、今回教わった手法を家族と一緒に試してみたい」という声も聞かれ、こうした日常への応用意欲の高まりが、地域への普及や持続的な実践に繋がることが期待されます。

八王子市グリーンインフラの取り組みwebサイト

https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/life/002/004/005/p036196.html

植栽ワークショップ後の雨庭(レインガーデン)。道路の表流水を縁石を切り欠いて雨庭にキャッチする。